大分市内の「絵本屋かのこ」の店主岸本由紀子さんがセレクトする絵本をご紹介します

『チリとチリリ うみのおはなし』
どい かや 作 /アリス館/1,320円
人気シリーズ、チリとチリリの第2弾の海のお話。チリとチリリは自転車でどこへでもお出かけします。今回はなんと!海の中へ・・・。深い海の中で、色々な海の生き物に出会ったり、素敵な貝殻で休憩したり、お魚ダンスショーを観たり、素敵な海のお散歩の物語。

『ダットさんうみをはしる』
こもりまこと 作 /教育画劇/1,100円
日本の名車が活躍する「ダットさん」シリーズの第2弾。悪者”つきぼしだん”がエヌコロくんのスイカを盗んで、爆弾を作っているという話を聞きました。ダットさんはエスハチくんと、エヌコロくんと一緒に“つきぼしだん”と対決。他の名車たちも大活躍!車好きのお子さんもなかなか知らない?!昔の車がたくさん出てくる絵本です。

『さかなのきょうだいドレミファソ』
堤 大介 絵 /武井史織 文 /白泉社/1,430円
魚の兄弟”ドレミファソ”はお母さんを探して海や池を泳いだり、街中の空を飛んだり・・・そして、お母さんが見つかったのは思わぬ場所。魚の兄弟の大冒険のお話。ドレミファソ!とメロディのようにリズムよく読むと、歌を歌っているように楽しくなる絵本です。

『なみのいちにち』
阿部 結 作 /ほるぷ出版/1,980円
太陽が顔を出すと、波の一日が始まる。波の上にやってくる鳥や人。波打ち際で不思議な出会いがあったり、賑やかに過ごす人がいたり、夜に波の上で繰り広げられる不思議なダンスパーティがあったり。朝起きてから、夜中眠りにつくまでの”波”の1日を軽やかに描いたお話。まるで「さんささーん」と波の音が聞こえてくるよう。

『うみのそこたんけん』
中川ひろたか 文 /澤野秋文 絵 アリス館/1,540円
「海の底ってどうなっているんだろう?」と考えていると…。ザバーンと海から現れたのは、大きな海坊主!「海の底をお見せいたしましょう」と海の水をゴクゴクと飲み、すっかり飲み干してしまいました。そして海の底の様子を見ながら探検!絵本を縦にしたり、横にしたり、深い海にたどり着いたような感じになる楽しい絵本です。



